今日から嫌な自分とさようなら

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就労移行支援ってどんな場所? 7カ月利用した20代の体験談

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 私は社会人になってから仕事ができずに、2年間で4回以上転職を繰り返していました。

そんなとき、就労移行支援という場所に出会いました。

 

今回は就労移行支援を利用した私の体験談をお話したいと思います。

就労移行視線を「これから利用したい」、「どんなところなの?」と思ったあなた

少しでも参考になればと思うので、少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

就労移行支援とは?

 

ざっくり説明すると以下のような事業所です。

・事業所で訓練を受けながら一般企業への就職を目指す
・支援を受けられる年齢18歳~65歳未満
・利用できるのは原則2年 最大1年の更新可能
職業訓練・就職場所を探す支援を実施
・就職後も定着支援のために6カ月間面談を実施(それ以降は有料)
・職場定着のための相談・問題等の解決

 

とまぁこんな上記のようなサービスを提供しています。

要するに、一般企業へ就労するために仕事で必要なスキルを支援する事業所です。

 

詳しい訓練内容は、「3.実際のサービス内容」でお話します。

 

ちなみに、就労移行支援の場合、障害枠で一般企業で入社する人がほとんどなので、障碍者手帳は事前に習得しといたほうスムーズに就活できます。

 

一応支援員の方から過去に一般枠で就労した方もいましたが、あまり多くありません。

私の場合は、「○○さんなら一般枠で働けるが、安定して働くなら障害枠のほうがいいのでは?」と支援員の方から提案されたので素直に従いました。

 

就労移行支援を利用した経緯?

冒頭で説明しましたが、とにかく仕事が出来なかったからです。

どれくらい出来なかったか。

 

・報告しなきゃいけないことが体が震えてできない

・上司からシカトされる。

・「おまえなんかクビだ」「ググレカス」といった暴言を日々言われる

・夜勤の眠さで頭が回らず、ミスを立て続けに起こす

・相手との距離感が分からず、タイミングよく報告できない

・空気が読めず、相手を怒らせる発言をしてしまうこと

 

とまぁ、こんなところですね。

要するに社会人に必要な基礎力がまだできていなかったからですね。

 

最初に入社した会社ではろくにそんなことも教わりませんでした。

新卒のとき、自社ではなく客先へ一人で常駐されて仕事していました。

 

相談する相手もいなく、本当に辛い職場でしたね。

 

とまぁ、ここまで愚痴になってしまいましたが、社会人になったらすべて自己責任なので、自分に至らなかったところも含めて一から訓練する必要があると思いました。

 

事前にビジネス書を数冊読んだうえで、就労移行支援の手続きをして2019年の

12月に訓練を開始しました。

 

ちなみに、訓練に参加する前に読んだ本一覧です。

訓練を受ける上で、ある程度仕事に対しての教養は持っておいたほうがよいです。

そうすれば、失敗に対しての振り返りができ仕事力が早く身に付きます。

 

 実際のサービス内容

では、実際のサービス内容を説明します。

 

私はKaienという就労移行支援を利用したので、それに沿ってお話しますね。

多分事業所によってカリキュラムが異なりますが、ひとつの参考としてください。

 

主なスケジュール

10:00~①朝会 

10:10~11:00 ②支援員による講座

11:00~12:00 ③各自課題を実施

13:00~15:00 ④職業訓練

15:00~ ⑤終礼、当番の人は掃除

 

とまぁ、一日こんな風な流れですね。

もちろん、曜日によって多少変動はありますが、基本こんな感じです。

 

1つずつ説明しますね。

 

①朝会

・スタッフの方より最新の情報共有(ex:ハロワーク情報や事業所で扱う求人の共有等)

 主に、情報共有の場ですね。その他、掃除の割り当て等の確認も行っています。

 

②支援員による講座

・面接対策

・ビジネススキル講座

・人とのかかわり方

・メールの書き方

 

と色々ありますが、社会人になってから困らないようにする講座があります。

実際に聞いてるだけではなく、ロールプレイで行えるので、実践的に学べますね。

 

私は結構こちらは参考になり、今の会社でもここで学んだことが役に立っています。

 

③各自課題を実施

・資格学習

・SPI対策

・履歴書の添削を担当スタッフの方へ添削

 

こちらはほぼ自己学習ですね。私は当時簿記2級の学習をしていたので、それをやっていました。

 

また、履歴書の添削等もこの時間帯でやってもらいました。

担当スタッフの方にみてもらいながら、書き上げることでき本当に感謝しています。

 

職業訓練

Kaienの訓練では主に2つあります。

・軽作業

・事務作業

 

おおまかに以上2つの中から選択できます。

 

私は一般事務等を選択したので事務作業のほうをメインでかかせていただきます。

 

一般事務では主に、経理事務、文章の修正、データ入力等いった本当に事務仕事に特化した訓練を行います。

 

また、それ以外にも、プレゼン資料を作って発表、チームで作業してひとつの成果物を作る。個人タスクで成果物を作ると色々学ぶことができました。

 

特に、私はEXCELが苦手だったので、苦手が克服できました。

今では実際の職場でIF関数、VLOOKUP関数、マクロVBA等も書けるようになり

職場でもたまに同僚からEXCELのことを質問されることがあります。

 

今後も私のブログ内でマクロやEXCELの使い方等の記事を載せようと思うので、お楽しみください。

 

⑤終礼、当番の人は掃除

・訓練を終えたあとは、スタッフの方より終礼があります。そこで、新しい情報共有ともされます。

 

また、最後に掃除当番の人は掃除をしてから帰宅します。

 

おもに一日の流れはこんな感じですね。

ざっくりと書いたので、訓練内容の詳細等は別の機会に書かせていただきます。

訓練を終えた後、現在?

私はKaienの就労移行支援で7カ月間職業訓練をしてきました。

スタッフの方から言動に関して注意・アドバイスをうけましたが、そのたびに反省して次に活かすことができました。

 

おかげで、自分に足りない箇所(ビジネススキルや人間関係の対応)と向き合い、少しずつですが修正することができました。

 

現在はとある人材派遣会社に就職し、入社1年目で業務リーダーをやっています。

就労移行支援で学んだことは本当に役に立っていますし、それがなかったらおそらく離職していたでしょう。

 

もちろん、全部が改善されたわけではありませんが、基礎を徹底して修正したおかげで、今こうして人の役に立ちながら働かせてもらっています。

 

・今、仕事がうまくいかなくて悩んでいるあなた

報連相がおもうようにできないあなた

・上司から毎日怒鳴られる精神的に参っているあなた

・上司や職場の人から無視され孤立しているあなた

 

あなたの今の苦労は私も似たような経験をしたので、お気持ちわかります。

ただ、それは社会人の基礎力が足りない・もしくは過去のトラウマ等が原因かもしれません。

 

そうしたとき一度自分を振り返ったり、仕事のできる人を研究したりする必要があるかもしれません。

 

就労移行支援をいったきっかけも自分の至らなさを認め、「訓練して克服していこう!」と決意したから私は前に進めました。

 

もし、仕事等で悩みを抱えているのであれば、一度そうした就労移行支援等に体験としていくのはありかもしれません。

 

少しでも私の経験があなたの参考になれば幸いです。