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Excel上で関数を使ってセル内から特定の文字を 抽出する方法を知りたい方必見!

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Excel上で特定の文字を検索して文字列の一部を抽出
Excel上で特定の文字の前までの文字列を先頭から抽出
Excel上で特定の文字を途中から抽出
などなど・・・・・。

とにかくEXCEL上で特定のセル内から文字を検索して何番目にあるのか。
それを文字として返す方法を知りたい方向けに記事を書きました。
MID関数・LEFT関数・FIND関数、LEN関数を組み合わせてできます。

過去記事でMID関数とLEN関数の使い方を説明していなかったので、先に説明します。

なお、LEFT関数とFIND関数の使い方は過去記事で掲載していますので、

下記をご参照ください。

ikeducation.hatenablog.com

 それでは、EXCEL上で特定の文字を抽出する方法をご紹介します。

 MID関数とは?

MID関数は特定の文字列から任意の位置より、設定した文字数を抽出する関数です。

関数を組み合わせて複雑な文字列の抽出も可能。

要するに、セル内に「空条 承太郎」と記載されてたら、「空条」と「承太郎」で分けて別々のセルに表示出来る関数。

公式は下記の通りです。

f:id:Ik-falcon:20201020202255p:plain
補足説明
①文字列:選択した対象セル

②開始位置:数値を入力して開始位置を決定
ex:対象セルが「あいうえお」の場合

合計5文字あります。2と入力すれば、「い」からスタート。

③文字数;開始位置から取出し分を数字で入力
ex:対象セルが「あいうえお」の場合

開始位置が2で、文字数が3であれば、「い」からスタートして、「いうえ」まで返す。

LEN関数とは?

LEN関数は対象セルの文字数を返す関数

公式は下記の通りです。

f:id:Ik-falcon:20201020222841p:plain

補足説明

① 文字列:対象セルの文字列数を返す

ex:対象セルに「あいうえお」とあったら、文字数「5」を返す

事例1:「県名」「市名」の抽出

最初に「県名」「市名」の抽出を行います。

事例1_LEN関数

まずはLEN関数でA2~A7までの文字数をB2~B7に返します。

f:id:Ik-falcon:20201020202318p:plain

手順1

①「B2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「len」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEN」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020202338p:plain

手順2

①対象セル「A2」を選択

②「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020202424p:plain

 手順3

①B2の値A2の文字数(6)が記載されていること

②B2の黄色で囲む箇所を↓にB7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020202504p:plain

手順4

①B2~B7までA2~A7の文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020202527p:plain

事例1_FIND関数

次に「県数」県までの文字数を抽出するためにFIND関数を使用します。

FIND関数の公式を知りたい方は下記参照

ikeducation.hatenablog.com

f:id:Ik-falcon:20201020202629p:plain

手順2

①「C2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「find」を入力 

③「検索開始」を押下

④「FIND」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020203312p:plain

 手順3

①検索文字列:「県」と入力

②対象:「A2」と入力

③開始位置「1」と入力

④「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020224037p:plain

  手順4

①C2の値A2の県までの文字数(3)が記載されていること

②C2の黄色で囲む箇所を↓にC7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020203401p:plain

手順4

①C2~C7までA2~A7の県までの文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020203440p:plain

事例1_LEFT関数

次に「県名」を抽出するためにLEFT関数を使用します。

LEFT関数の公式を知りたい方は下記参照

ikeducation.hatenablog.com

f:id:Ik-falcon:20201020203509p:plain

 手順1

①「D2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「left」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEFT」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020204751p:plain

手順2

①文字列:「A2」と入力

②文字数:「C2」と入力

③「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020204805p:plain

 手順3

①D2「埼玉県」が記載されていること

②D2の黄色で囲む箇所を↓にD7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020204820p:plain

手順4

①D2~D7までA2~A7の「○○県」が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020204851p:plain

事例1_MID関数

事例1の最後です。

ここまで B列にLEN関数、C列にFIND関数、D列にLEFT関数をそれぞれ使用しました。

これらを組み合わせて最後MID関数を使って「○○市」の文字のみを抽出します。

f:id:Ik-falcon:20201020204911p:plain

 手順1

①「E2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「mid」を入力 

③「検索開始」を押下

④「MID」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020204945p:plain

手順2

①文字列:「A2」と入力

②開始位置:「C2+1」と入力

補足:「県」3番目に+1で「川」からスタート

③文字数「B2-C2」

補足:

埼玉県川口市(6)-埼玉県(3)=川口市(3)

④「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020205000p:plain

 手順3

①E2「川口市」が記載されていること

②E2の黄色で囲む箇所を↓にE7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020205021p:plain

手順4

①E2~E7までA2~A7の「○○市」が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020205042p:plain


事例2:「大学名」「○立」の抽出

次に、「大学名」「○立」の抽出をします。

事例2_LEN関数

まずはLEN関数でA2~A7までの文字数をB2~B7に返します。

f:id:Ik-falcon:20201020205342p:plain

 手順1

①「B2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「len」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEN」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020205357p:plain

手順2

①対象セル「A2」を選択

②「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020210308p:plain

 手順3

①B2の値A2の文字数(9)が記載されていること

②B2の黄色で囲む箇所を↓にB7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201021202328p:plain

手順4

①B2~B7までA2~A7の文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020210513p:plain

 事例2_FIND関数

次に「(」までの文字数を抽出するためにFIND関数を使用します。

FIND関数の公式を知りたい方は下記参照

ikeducation.hatenablog.com

f:id:Ik-falcon:20201020210535p:plain

手順2

①「C2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「find」を入力 

③「検索開始」を押下

④「FIND」を選択

⑤「OK」を押下
f:id:Ik-falcon:20201020203312p:plain

 手順3

①検索文字列:「(」と入力

②対象:「A2」と入力

③開始位置「1」と入力

④「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020210630p:plain

  手順4

①C2の値A2の「(」までの文字数(6)が記載されていること

②C2の黄色で囲む箇所を↓にC7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020210649p:plain

 手順4

①C2~C7までA2~A7の「(」までの文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020210705p:plain

 事例2_LEFT関数

次に「大学名」を抽出するためにLEFT関数を使用します。

LEFT関数の公式を知りたい方は下記参照

ikeducation.hatenablog.com

f:id:Ik-falcon:20201020210718p:plain

 手順1

①「D2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「left」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEFT」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020210737p:plain

 手順2

①文字列:「A2」と入力

②文字数:「C2-1]と入力

③「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020210800p:plain

 手順3

①D2「立命館大学」が記載されていること

②D2の黄色〇で囲む箇所を↓にD7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020210831p:plain

 手順4

①D2~D7までA2~A7の「大学名」が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020210858p:plain

 事例2_MID関数

事例2の最後です。

ここまで B列にLEN関数、C列にFIND関数、D列にLEFT関数をそれぞれ使用しました。

これらを組み合わせて最後MID関数を使って「○立」の文字のみを抽出します。

f:id:Ik-falcon:20201020210918p:plain

 手順1

①「E2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「mid」を入力 

③「検索開始」を押下

④「MID」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020210953p:plain

手順2

①文字列:「A2」と入力

②開始位置:「C2+1」と入力

補足:「(」の6番目+1することで「私」から開始

③文字数「B2-C2-1」

補足:

立命館大学(私立)」(9)-「立命館大学(」(6)=「私立)」(3)-1→2

-1することで、「):を除去。ここは結構適当に微調整します。

④「OK」と押下

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 手順3

①E2「私立」が記載されていること

②E2の黄色で囲む箇所を↓にE7まで引っ張る

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 手順4

①E2~E7までA2~A7の「○立」が返されること

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事例3:「苗字」「名前」の抽出

 最後に「苗字」「名前」の抽出を行います。 

事例3_LEN関数

まずはLEN関数でA2~A7までの文字数をB2~B7に返します。

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 手順1

①「B2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「len」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEN」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020213025p:plain

手順2

①対象セル「A2」を選択

②「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020214032p:plain

 手順3

①B2の値A2の文字数(6)が記載されていること

②B2の黄色で囲む箇所を↓にB7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020214045p:plain

 手順4

①B2~B7までA2~A7の文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020214117p:plain

事例3_FIND関数

次に「" "」半角の空白までの文字数を抽出するためにFIND関数を使用します。

FIND関数の公式を知りたい方は下記参照

ikeducation.hatenablog.com

f:id:Ik-falcon:20201020214132p:plain

 手順2

①「C2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「find」を入力 

③「検索開始」を押下

④「FIND」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020214222p:plain

 手順3

①検索文字列:「" "」と入力

補足: 「" "」は1文字としてカウントされます。

②対象:「A2」と入力

③開始位置「1」と入力

④「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020214302p:plain

 手順4

①C2の値A2の「" "」半角スペースまでの文字数(4)が記載されていること

②C2の黄色で囲む箇所を↓にC7まで引っ張る

f:id:Ik-falcon:20201020214314p:plain

 手順4

①C2~C7までA2~A7の「" "」までの文字数が返されること

f:id:Ik-falcon:20201020214538p:plain

 事例3_LEFT関数

次に「苗字」を抽出するためにLEFT関数を使用します。

LEFT関数の公式を知りたい方は下記参照

f:id:Ik-falcon:20201020214554p:plain

  手順1

①「D2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「left」を入力 

③「検索開始」を押下

④「LEFT」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201020214616p:plain

手順2

①文字列:「A2」と入力

②文字数:「C2-1」と入力

③「OK」と押下

f:id:Ik-falcon:20201020214635p:plain

 手順3

①D2苗字の「花京院」が記載されていること

②D2の黄色で囲む箇所を↓にD7まで引っ張る

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 手順4

①D2~D7までA2~A7の「苗字」が返されること

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事例3_MID関数

事例3の最後です。

ここまで B列にLEN関数、C列にFIND関数、D列にLEFT関数をそれぞれ使用しました。

これらを組み合わせて最後MID関数を使って「名前」の文字のみを抽出します。

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  手順1

①「E2」セルを選択した状態で、「fx」を押下

②「mid」を入力 

③「検索開始」を押下

④「MID」を選択

⑤「OK」を押下

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 手順2

①文字列:「A2」と入力

②開始位置:「C2+1」と入力

補足:" "の4番目+1することで「典」から開始

③文字数「B2-C2」

補足:

「花京院 典明」(6)-「花京院 」(4)=「典明」(2)

④「OK」と押下

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  手順3

①E2名前「典明」が記載されていること

②E2の黄色で囲む箇所を↓にE7まで引っ張る

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手順4

①E2~E7までA2~A7の「名前」が返されること

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 まとめ

以上、MID関数・LEFT関数・LEN関数・FIND関数をうまく利用して、

特定の文字を抽出する方法をご紹介しました。是非使ってみてください。