今日から嫌な自分とさようなら

資格学習や勉強、ビジネススキル、オフィススキルで役立つ情報を紹介するブログ

【必見!】Excel上で VLOOKUP関数の使い方を知りたい方

読者登録お願いいたします!

今回はVLOOKUP関数の使い方についてお話します。VLOOKUP関数は関数の中でもよく使われる関数です。
ただ、使い方が難しくて私も以前、理解するのに時間がかかりました。

こんな方が対象
・VLOOKUP関数の使い方がよくわからない方

・VLOOKUP関数を知らない方

・VLOOKUP関数の使用事例を知りたい方

上記当てはまる方は是非お読みください。

VLOOKUP関数の特徴

VLOOKUP関数とは?

・表を縦方向に検索し、特定のデータに対応する値を取り出すExcel関数
参照元データを参照して、検索条件に一致するデータを抽出する関数
・面倒なデータ入力を一瞬で終わらせることを可能にする関数

上記の特徴があります。 

VLOOKUP関数の用途

VlOOKUP関数は一般的に下記のケースで使われます。
・部署一覧表(参照元データ)から従業員一覧表へ部署コードを抽出する場合

→記事内の事例1参照

・商品一覧表(参照元データ)から注文書へ商品金額、商品名を抽出する場合

→記事内の事例2参照


大量のデータから、複数の関連した項目をもったデータを簡単に抽出するときに役立つのがVLOOKUP関数。

VlOOKUP関数書式

f:id:Ik-falcon:20201027200408p:plain

下記補足説明

①検索値:どのデータで
②範囲:どこを検索して
③列番号どの列にある値を取り出すか
④検索方法:FALSE TRUEを設定

①-④の構成でできているのがVLOOKUP関数。

といってもわかりずらいので、事例1,事例2で説明します。

VLOOKUP関数の事例集

では下記事例1,事例2でVLOOKUP関数の使い方をご紹介します。

事例1:従業員一覧表へ部署コードを抽出

まずは「従業員一覧表へ部署コードを抽出してみたいと思います。

VLOOKUP関数を使う場合、前提として下記2つのデータが必要になります。

□赤色で囲った転記先のデータ

□オレンジ色で囲った参照元データ

①②を使います。

PS:「社長」は部署ではありませんが、あまり気にしないでください。

f:id:Ik-falcon:20201027202900p:plain

手順1

①「D4」セルを選択後、「fx」を押下

②「Vlookup」を入力 

③「検索開始」を押下

④「VLOOKUP」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201027201834p:plain

手順2

ここがちょっと難しいです。

f:id:Ik-falcon:20201027200408p:plain

①検索値:

□オレンジ色で囲まれた参照元データから手がかりとなる値を探します。今回は従業員一覧表内C4の値「社長」を入力。

②範囲

□オレンジ色で囲まれた参照元データの範囲(今回はA19:B23)です。ここから①の検索値のC4「社長」を手掛かりに参照元データの部署コードを探します。

③列番号

□オレンジ色で囲まれた参照元データ②の列番号を参照します。

選択した範囲は2列あります。1列目:部署名、2列目:部署コードです。今回は部署コードを抽出したいので、「2」と入力

④検索方法

TRUE:近似値、FALSE:完全一致のデータのみを抽出すること

基本FALSEをよく使うので、FALSEって入力しておけば大丈夫です。

ちなみに、下記のように「0」と入力してもFALSEと同じ意味です。

⑤「OK」を押下。

f:id:Ik-falcon:20201027201857p:plain

手順3

①D4の値に「1001」と入力されました。参照元データの2列目の部署コード「1001」を抽出できました。

②D2の黄色で囲む箇所を↓にD16まで引っ張る(書式を全部コピーできる。)

f:id:Ik-falcon:20201027201941p:plain

手順4

「よしできた!・・・おや?」予想を裏切るエラーが発生しました。

「#N/A」の一部を確認すると、「=VLOOKUP(C4,A19:B23,2,0)」から「=VLOOKUP(C4,A19:B27,2,0)」と範囲がずれています。

実はEXCELの仕様上選択範囲を固定しないと、セルがずれる現象が発生します。

では、どうやって修正するのか。次の画像をご覧ください。

f:id:Ik-falcon:20201027211950p:plain

赤□「=VLOOKUP(C4,$A$19:$B$23,2,0)」と修正しています。

「$A$19:$B$23」の「$」を2つけています。

実はこれ「絶対参照」というもので、選択した範囲がずれないように固定します。

再度D4の黄色で囲む箇所を↓にD16まで引っ張る(書式を全部コピーできる。)。

f:id:Ik-falcon:20201027202219p:plain

下記のように、参照元データより、部署に関連する部署コードを抽出完了。

f:id:Ik-falcon:20201027202315p:plain

 

事例2:注文書へ商品金額、商品名を抽出

次に、注文書へ商品金額、商品名を抽出してみたいと思います。

事例1と同様、VLOOKUP関数を使う場合、前提として下記2つのデータが必要です。

□赤色で囲った転記先のデータ

□オレンジ色で囲った参照元データ

①②を使います。

f:id:Ik-falcon:20201027213243p:plain

手順1

先に「コード」項目の列に、参照元データの任意のコードを入力。

今回は「FI-001」「FI-004」「FI-003」「FI-006」と入力。

f:id:Ik-falcon:20201027200455p:plain

手順2

①「B13」セルを選択後、「fx」を押下

②「Vlookup」を入力 

③「検索開始」を押下

④「VLOOKUP」を選択

⑤「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201027200517p:plain

手順3

①検索値:

□オレンジ色で囲まれた参照元データから手がかりとなる値を探します。今回は従業員一覧表内A13の値「FI-001」を入力。

②範囲

□オレンジ色で囲まれた参照元データの範囲(今回は$H$13:$J$19)です。ここから①の検索値のA13「FI-001」を手掛かりに参照元データの部署コードを探します。

注意:事例1でも説明しましたが、「$」をつけて固定することをお忘れなく

③列番号

□オレンジ色で囲まれた参照元データ②の列番号を参照します。

選択した範囲は3列あります。1列目:コード、2列目:商品名、2列目:単価です。

今回は部署コードを抽出したいので、「2」と入力。

④検索方法

TRUE:近似値、FALSE:完全一致のデータのみを抽出すること

基本FALSEをよく使うので、FALSEって入力しておけば大丈夫です。

ちなみに、下記のように「0」と入力してもFALSEと同じ意味です。

⑤「OK」を押下。

f:id:Ik-falcon:20201027200824p:plain

手順3

①B13の値に「ズワイガニ」と入力されました。参照元データの2列目:商品名のズワイガニを抽出できました。

②B13の黄色で囲む箇所を↓にB16まで引っ張る(書式を全部コピーできる。)

f:id:Ik-falcon:20201027201313p:plain

手順4

①A13~A16までのコードが参照元データ1列目の「コード」を基準に2列目の商品名が返されていることを確認。

f:id:Ik-falcon:20201027201325p:plain

手順5

①次に、下記画像の□赤色枠のVLOOKUP関数をC列のC13のように入力

②C13に「5000円」と記載表示。

補足:

□オレンジ色参照元データ($H$13:$J$19)を確認後、3列目の項目に「単価」があります。「=VLOOKUP(A13,$H$13:$J$19,3,0)」の「3]と入力します。

結果、□オレンジ色参照元データの3列目の値「5,000」を取得します。

③C13の黄色で囲む箇所を↓にC16まで引っ張る(書式を全部コピーできる。)

f:id:Ik-falcon:20201028200536p:plain

手順6

①A13~A16までのコードが参照元データ1列目の「コード」を基準に3列目の単価が返されていることを確認。

f:id:Ik-falcon:20201027201353p:plain

 まとめ

VLOOKUP関数の使い方について説明しました。

まとめるとVLOOKUP関数は下記4つの特徴があります。

・大量のデータから、複数の関連した項目をもったデータ抽出

・参照データ、転記先のデータと2つ必要

・「$A$19:$B$23」のように参照元データ範囲は固定しておくこと

・VLOOKUP関数の書式「検索方法」は基本FALSEにしておくこと

以上です。是非日常業務でご活用ください。