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EXCEL上で関数を使って特定の文字がセル内の何番目 にあるのかを調べたい方必見!

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EXCEL上で「任意の文字がセル内の何番目にあるのか?」取得したいと思っている方もいらっしゃると思います。

実はFind関数を使えば簡単にできます。 

 

Find関数とは?

Find関数とは対象セルから任意の文字列を検索して、その文字列が左から何番目にあるかを返す関数です。

公式は以下の通りです。

f:id:Ik-falcon:20201006194846p:plain

補足説明

検索文字列
検索する文字列を指定

対象
検索する文字列があるセルを選択

開始位置
検索を開始する位置を指定します。
省略すると、1 として処理されます。

例えば、セル内の文字列が9個あった場合、開始位置を3と指定。
左から3番目の位置から検索をスタート。

・・・・・・・・。
と言葉だとわかりづらいので、事例を2つご用意したので、そちらで説明します。

Find関数事例集

例1:対象セル内の"県"を検索

まず、下記の画像では、A列対象セルには「○○県○○市」が記載されています。

f:id:Ik-falcon:20201006195509p:plain

A列の対象セルから"県"が左から何番目にあるのかを取り出します。
そして、その結果をB列に出力します。

最初に下記①~⑥の手順で操作

①B2セル選択

②「fx」ボタンを押下

③「find」と入力

④「検索開始」を押下

⑤関数名(N):下記一覧に「FIND」が表示

⑥「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201007203404p:plain

次に下記①~④の手順で操作

①検索文字列「"県"」と入力

②対象にA2と入力

(埼玉県川口市が入力されているセル)

 ③開始位置

(省略した場合は1番目からという意味になる。)

A2内には埼玉県川口市のため

「1番目の「埼」から検索します!」ということになります。

④「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201006195845p:plain

結果、B2のセル内には「3」が表示されます。セルA2「埼玉県川口市」は全部で6文字あります。

「県」は左から3番目にあるのでこのように表示されます。

次に、他のA列の「県」が何番目にあるのかを確認します。

B2セルにFind関数が入力されているので、B2の黄色で囲まれている箇所を選択。「」が表示されるので、B6まで引っ張ります。

f:id:Ik-falcon:20201006200516p:plain

下記のようにA列内にある「県」が何番目にあるのかを検索できます。

f:id:Ik-falcon:20201006201523p:plain

例2:対象セル内の"大"を検索

2番目はA列の対象セルから"大"が左から何番目にあるのかを取り出します。そして、その結果をB列に出力します。

f:id:Ik-falcon:20201006201726p:plain

最初に下記①~⑥の手順で操作

①B2セル選択

②「fx」ボタンを押下

③「find」と入力

④「検索開始」を押下

⑤関数名(N):下記一覧に「FIND」が表示

⑥「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201006201809p:plain

次に下記①~④の手順で操作

①検索文字列「"大"」と入力

②対象にA2と入力

(立命館大学が入力されているセル)

 ③開始位置

(今回は試しに2を入力)

A2内には立命館大学のため「2番目の「命」から検索しまね!」

ということになります。

④「OK」を押下

 

f:id:Ik-falcon:20201006201909p:plain

結果、B2のセル内には「4」が表示されます。セルA2「立命館大学」は全部で5文字あります。

「大」は左から4番目にあるのでこのように表示されます。

次に、他のA列の「大」が何番目にあるのかを確認します。

B2セルにFind関数が入力されているので、B2の黄色で囲まれている箇所を選択。「」が表示されるので、B6まで引っ張ります。

f:id:Ik-falcon:20201006202232p:plain

下記のようにA列内にある「大」が何番目にあるのかを検索できます。

f:id:Ik-falcon:20201006202443p:plain

LEFT関数で特定の文字を取得

find関数の基本的な使い方が分かったことで少し応用的な使い方を教えます。

それはセル内から特定の文字列を検索して取ってくる方法です。

例えばセル内に「埼玉県川口市」とあったら、

その中の「埼玉県」のみ取り出したいという方もいらっしゃると思います。その方法をおまけでご紹介します。

ただ、find関数だけではできないので、left関数と一緒に使うことでそれが実現できます。

先に、left関数を簡単にご紹介します。

公式は下記の通りです。

f:id:Ik-falcon:20201006203425p:plain

補足説明

①文字列:対象のセル

②文字数,左から取り出したい数だけ取得

ex:1

文字列が「あいうえお」、文字数「3」の場合、「う」が表示。

ex:2

文字列が「空条承太郎」、文字数「4」の場合、「太」が表示。

 それでは実際に、見てみましょう。

事例①で使った内容を再利用します。

C列のC1に「県までを含む文字列を取得」と記載しました。

C2以降にleft関数を使っていきます。

f:id:Ik-falcon:20201006204037p:plain

最初に下記①~⑥の手順で操作

①B2セル選択

②「fx」ボタンを押下

③「left」と入力

④「検索開始」を押下

⑤関数名(N):下記一覧に「left」が表示

⑥「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201006204231p:plain

次に下記①~④の手順で操作

①文字列:「A2」と入力

(A2埼玉県川口市と入力されています。)

②文字数:「B2」と入力

(ここで事例1,2で使ったfind関数で取得した数値を利用)

ちなみに、②に直接「Find("県",A2,1)」 を入力してもOKです。

③「OK」を押下

f:id:Ik-falcon:20201006204909p:plain

 結果、C2のセル内には「埼玉県」が表示されます。

セルA2「埼玉県川口市」は全部で6文字あります。

A2内の左から3番目までの文字列を取ってくるので、「埼玉県」と表示されます。

次に、他のA列の「○○県」をすべて出力します。

C2セルにleft関数が入力されているので、B2の黄色で囲まれいる箇所を選択。「」が表示されるので、C6まで引っ張ります。

f:id:Ik-falcon:20201006204331p:plain

下記のようにA列から「県」までの文字列を取ってきます。

f:id:Ik-falcon:20201006204414p:plain

まとめ

Find関数:任意の文字列をセル内から探し数値で返す関数

Left関数: セル内の左から指定した数値だけ取り出す関数

Find関数とLeft関数を組み合わせることで、セル内の特定の文字列を抽出可能

是非、試してみてください。